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「ラフマニノフの鐘を弾いてみたいけれど、難易度はどれくらい?」
「ラフマニノフの鐘を弾けるようになりたいけれど、どんなところに注意して練習すればいい?」
などという疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ラフマニノフの前奏曲 嬰ハ短調『鐘』は、浅田真央さんのスケートの曲として耳馴染みのある曲ではないでしょうか?
難曲というイメージのあるラフマニノフですが、この機会にチャレンジして弾けたら、一気に上級者の仲間入りです。
今回は、ラフマニノフの鐘を弾けるようになりたい人に向けて、ラフマニノフの鐘の難易度や練習のコツなどを詳しく解説します。
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この記事の目次
前奏曲 嬰ハ短調の難易度
ラフマニノフの前奏曲 嬰ハ短調『鐘』は、全音ピアノピースでは、D(中級上)になっています。
“ラフマニノフ“と聞くと、「難しい」「弾けるわけがない」と敬遠しがちではないでしょうか?
実際、見たことがないような4段譜が出てきて、同時に押さえる音数がとても多いのです。
しかし、この曲はABAの三部形式になっており、1度出てきた和音が再び使われていたり、高さを変えて出てきたり等、構成を理解すると意外とスムーズに譜読みが出来るのです。
もし、これを読んでいるあなたが、少しだけコードの知識があったとしたら、和音を分析して頭を整理しながら譜読みが出来ることでしょう。
同じ難易度の曲として、他にはベートーヴェンの『悲愴ソナタ』やモーツァルトの『きらきら星変奏曲』があります。
どの曲が1番難しいか、それとも同じくらいか等は、なかなか比べにくいものですが、曲の長さで行くと、『鐘』はとてもとても短い60小節なのです。
ぜひこの機会に集中して練習し、ラフマニノフの世界観を表現できるようになってみませんか?
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冒頭~鐘の音を力強く表現して

4分音符と全音符からはじまります。これが鐘の音です。
ここは、テンポがつかみにくいので、3小節目以降を想像して、イメージしてから弾きはじめましょう。
ƒƒからはじまりますが、この曲の後半では、ƒが4つもつく箇所が出てきますので、余力を残しつつも力強く弾きましょう。
この3音がこの先もずっと旋律になっていきますので、3小節目の1拍目と2拍目は、その3音の中に収めるように弾きます。pppがついているのですが、和音の数が多いため弱く弾くのは難しいことと思います。
3小節目の3拍目と4拍目は、右手も左手も音が飛びます。和音の形をしっかり覚えて、迷わずに押さえられるように繰り返し練習しましょう。

7小節目、8小節目の右手、8分音符は、2つずつセットのような流れを感じて弾くようにすると良いでしょう。11小節目にも出てきますね。
9小節目~14小節目 鐘の音が遠くにきこえるように

ここで左手部分に、冒頭と同じ音が戻ってきます。はじめの力強さとは違い、だんだん小さくするようにして、鐘の音が遠くでなっているように表現しましょう。
13、14小節目は、左側のペダルを踏んで更に小さい音にしてもいいでしょう。
15小節目~中間部 新しいシーン

速くてカッコいいシーンですが、そんなに速く弾かなくても、重厚感のあるまた違ったカッコいい雰囲気を作ることができます。
3連符ですが、まずは和音で捉えて練習しましょう。それが出来るようになったら、3連符がガタガタしないようにコントロールして弾いていくようにしましょう。
また、それぞれの3連符の頭の音は、実は4分音符になっており、その音がメロディーとして聞こえてくるようにしなければなりません。
そのために、3連符の頭の音はハッキリと、残りの2音はさり気なく弾くようにしましょう。
15~18小節目までは、急に早くせず、ルバートで歌わせながらはじまっていく感じがいいと思います。
そして、19小節目からは4分音符のメロディーを感じながら速くしていき、クレッシェンドさせて気持ちを高ぶらせるように弾きましょう。

盛り上がりを25小節目のdimで落ち着かせることで、26小節目からまた新たに盛り上げて、28小節目に繋げていくことが出来ます。
36小節目~中間部のクライマックス

キラキラと繊細で難しそうに聞こえますが、36小節目の3拍目からの部分を1オクターブ下げて弾いたのが、38小節目の3拍目からの部分になります。
大きなまとまりで考えて、「ここからここは、音は同じで、高さが変わったのだな」と理解すると、案外このクライマックス部分の譜読みはやりやすいのではないでしょうか。とてもカッコいい見せ場ですので、ぜひとも習得してほしい箇所です。
46小節目~再び鐘が鳴り響く

冒頭からの部分と和音の構成は同じなのですが、何とも見慣れない4段譜になっています。
見ただけで諦めたくなってしまうような音の多さですが、弾いてみると見た目ほどの忙しさはないように思います。

例えば、46小節目と47小節目、そして52小節目は同じですし、48小節目と53小節目のはじめも同じですね。他にも、曲の冒頭で出てきた部分に音が増えただけ、という箇所もあります。
諦めずにひとつひとつチャレンジしてみると、意外とあっという間に終わりが見えてくるはずです。ぜひ、最後まで練習して完成させましょう。
指が届かない時はどうするの?

28、29小節目の1拍目の左手は届きませんね。
ラフマニノフは届いたのかもしれませんが、一般的には届きませんので、低音をドーンと弾いてからその小節を両手で弾きはじめる感じで良いと思います。

46からの小節で右手の3拍目4拍目の8分音符の指は届きますか?
私は手がとても小さいので届きません。
ここでは、曲の雰囲気を考慮して、アルペジオにはせず、1音抜いて対処します。右手は、上の3つの音を弾く、左手は、下の3つの音を弾く、という具合です。
ラフマニノフには、簡単に届いてしまうものだったのでしょうから、工夫が必要ですね。
ペダルの特殊な部分

普段は、和音の種類が変わる度にペダルを踏み変えるのが基本ですが、この曲は、踏みっぱなしで弾くところが出てきます。
それは、3小節目~6小節目の1拍目と2拍目の部分。ここも鐘を表現しているのでしょうか。
ガランガランと鳴り響く鐘の音がいくつも重なるように、ペダルは踏んだままにしましょう。どうしても濁った音が気になる場合は、ペダルを半分だけ上げて、踏み変えてみるといいかもしれません。
7小節目や11小節目の左手、全音符も、踏みっぱなしにする部分です。全音符の音が消えてしまわないように注意しましょう。
まとめ
ここまで、前奏曲 嬰ハ短調を解説してきましたが、60小節というとても短い曲なのに、たっぷりと聴きごたえのある曲です。
1小節覚えると、「ここも同じ!」「ここも弾ける!」というところもたくさんあります。
練習の努力を裏切らない曲ですので、時間がかかっても、チャレンジしてみて欲しい曲です。
いざ、上級者への道へ!とっても近道だと思いますよ。
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