「バッハの『主よ、人の望みの喜びよ』の難易度をピアノで弾いてみたいけれど、難易度はどれくらい?」
「バッハの『主よ、人の望みの喜びよ』の難易度を弾けるようになりたいけれど、どんなところに注意して練習すればいい?」
などという疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、バッハの『主よ、人の望みの喜びよ』の難易度をピアノで弾けるようになりたい人に向けてバッハの主よ、人の望みの喜びよの難易度の難易度や練習のコツなどを詳しく解説します。
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この曲の難易度
『主よ、人の望みの喜びよ』は全音ピアノピースではE(上級)になっています。
他の同じE難易度の曲としてショパンの幻想即興曲がありますが、この曲ほどは難しくないと思います。
16分音符が連続して出てくるようなパッセージもありませんし、譜割りもわかりやすいと思います。
繰り返しが多く、冒頭の1番有名なメロディーは4回も出てくるので、意欲的に練習が進むと思いますよ!
ただし、オーケストラのそれぞれの楽器をピアノで表現するという独特の指使いに慣れるまで難しいかもしれません。
また、旋律が今どこにあるかを常に意識して、メロディーを弾いている指はハッキリと、その他は小さく弾く等というコントロールが必要になってきます。
そして、それらの音が濁らないようにペダルを踏んで、雰囲気を出すように仕上げることが必要になります。
この表現を習得するのは大変なことかもしれませんが、この先もずっと活かせる技術ですので、じっくりと向き合って挑戦して欲しいと思います。
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全体の見通しを立てよう!
青→ほとんど同じ部分- 赤→合唱を表現している部分
1曲通して色分けしてみました。
青色の部分は、細かい部分で若干、音が違う箇所はありますが、ほとんど同じになっています。
そのため、曲の冒頭、1段目と2段目の青色の部分を弾けるようになったら、他の青色の部分も弾けるということになります。もうこれで1曲の半分くらい弾けてしまいそうですね。
赤色の部分は、合唱の部分をピアノで表現している箇所です。
メロディーが右手になったり左手になったりしています。この赤色の部分にも、繰り返しが含まれていますので、全て1から練習しなくても弾けるようになっている箇所は多いと思います。
このように全体を把握してみると練習に取り組みやすくなると思いますよ!
それでは、実際にどのように弾いたらいいかを一緒に見ていきましょう。
冒頭 有名なフレーズを習得しよう!

皆さんのお馴染みのメロディーです。オーケストラのヴァイオリンやオーボエが伴奏している部分になります。
オーケストラをピアノで表現するということは、1人で何人分かの音を表現するということになりますね。
和音を譜読みするのに一生懸命になっているのではなく、横の流れを感じられる演奏に近づけましょう。
まずは、メロディーがなめらかに聞こえるように弾く練習です。
この曲は、楽譜に書いてある指番号を守って弾くほうが弾きやすいと思いますよ。
繰り返しになりますが、元々はオーケストラの曲をピアノ用に編曲しているわけですから、弾きにくいと感じる箇所はたくさんあるはずです。
ですから、指番号を守ってここでスムーズに弾けるようになると、このフレーズは1曲の中で4回出てきますから、後から楽に弾けることと思います。
9小節目から いよいよ合唱の部分!

合唱とオーケストラの部分なので、合唱の部分をしっかり歌わせるように表現しましょう。
赤い丸の部分が合唱のメロディーの部分になります。この部分をメゾフォルテくらいで弾いて、他の音は、右手も左手も、小さく添えるだけにしましょう。
9小節目の1拍目は、これまでの終わりの音であり、これからの始まりの音でもあります。8小節目の終わりから少しゆっくりにして、9小節目の頭の左手ソのオクターブが少し速く入ってから、残りの音を弾くといいでしょう。
こちらの動画の0:30の辺りの演奏を速度をゆっくりにして見てみることをお勧めします。
24小節目から
メロディーがソプラノに移る

テヌートが付いている部分がメロディーです。
41小節目のタイミング

上の赤点線の部分は、右手が3連符に対して、左手が8分音符になっています。
丸の部分は左右同時に弾き、点線のみの部分は右手の間に左手を入れるタイミングで弾くといいでしょう。
特に難しいポイント
27小節目のメロディー

赤線の部分は弾き方としても、表現としても難しい箇所です。
1拍目と2拍目の頭にラのメロディーがあるのですが、何度もラの音が出てくるので大変弾きにくくなっています。また、メロディーではない他の音は極々小さく弾かなければなりません。
決して派手な演奏ではありませんが、指をよくよくコントロールして、自分の音をよく聴きながらメロディーの邪魔をしない演奏を心がけましょう。
そして、ここはペダルも難しい箇所です。
27小節目と28小節目は、それぞれペダルは頭で踏み変えるだけがいいと思います。
そのため、和音の中に入っていない音は濁って聞こえてしまうので、極々弱く弾く音を考えて響きの邪魔にならない演奏をしましょう。
46小節目~

27小節目と同様に難しいのは、赤丸の右手のメロディーが引き立つように注意しながら弾くことです。
それから、より難しいのは、右手の音を押さえたままの状態で、他の指は伴奏の役割をしなければならない箇所です。
ここはとても複雑で指がつってしまうかもしれませんね。2分音符や4分音符のところをよく見分けて、音を伸ばしたまま他の8分音符を弾きましょう。
左手の指が届かない部分
5小節目の2拍目の左手、ミとソの音は10度の開きがあります。
低いミを弾いて、ペダルで伸ばしている間に、すぐにソを弾きますが、ペダルのタイミングを考えて、どうしても低いミの音が消えてしまう場合は、ソを弾かずにミのオクターブで押さえるようにしましょう。
15小節目の1拍目の左手、シとレの音も同様です。どうしても届かない場合は、ここでは右手でとってもいいでしょう。
ペダル使いのポイント

バッハなので、ペダルを使わないほうがいいのか、と考えるかもしれませんが、マイラ・ヘスは、ペダルを使うことを念頭に置いて編曲していますから、ペダルは使っていきましょう。
しかし、ペダル使いは難しく、なめらかさを出そうとすると音が濁ってしまう、という点で苦戦することと思います。
ここでは左手の4分音符のタイミングに合わせてペダルを踏み変えることになりますが、実際にここを弾くと音が濁ってしまいます。
なぜかというと、上の楽譜の赤線の音は、それぞれ2拍目、3拍目の音の中には入っていない音です。
そのため、普通ならペダルを踏み変えたいところですが、赤線の音を上手くコントロールして右手の低い音を小さく弾くことで、ペダルを踏んだままにして雰囲気を作り出すことができます。
64小節目からの最後の部分は、冒頭と同じになりますがピアニッシモになっています。
左側のペダルソフトペダルを踏んで、より静かな雰囲気で曲の終わりを表現しましょう。
まとめ
ここまで、『主よ、人の望みの喜びよ』の弾き方を見てきましたが、いかがでしょうか。
“クラシックで1番好きな曲“という方も多いのではないでしょうか。
淡々と繰り返されるメロディーが、聴くごとに深みが出てくるようで、胸にしみる曲ですよね。
オーケストラの演奏をよく聴いてみると、合唱の部分の部分にトランペットも聴こえます。合唱と同じメロディーです。
トランペットは、教会では神の言葉を象徴する楽器だそうです。天使がラッパを持っているようなイメージありますね?
そのことを知ってまた改めて演奏を聴いてみると、一層、心に響くような気がしています。
ぜひこの機会にバッハの世界を味わってみましょう。
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