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モーツァルトのトルコ行進曲の難易度は?ピアノで弾けるようになりたい人へのアドバイス

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「モーツァルトのトルコ行進曲をピアノで弾いてみたいけれど、難易度はどれくらい?」

「モーツァルトのトルコ行進曲を弾けるようになりたいけれど、どんなところに注意して練習すればいい?」

などという疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

モーツァルトの[ピアノソナタ11番]第3楽章『トルコ行進曲』は、ピアノの超定番曲として有名ですが、日本では由紀さおりさん姉妹がスキャットで歌われていたこともあり、誰もが聞いたことがある特に有名な曲です。

今回は、モーツァルトのトルコ行進曲を弾けるようになりたい人のために、難易度や練習のコツなどを詳しく解説します。

この記事を書いた人

野村 紀水野村 紀水(のむらきみ)

ピアノ弾き語り演奏家 音楽講師

詳細プロフィール

トルコ行進曲の難易度はB(初級上)

トルコ行進曲のは、全音ピアノピースではBの初級上になっていて、少し驚きました。

Cくらいの難易度でも良いのでは?と思います。

同じ難易度Bの他の曲には、ハイドン(※本当はハイドンではない)のセレナーデやビゼーのメヌエットなどがあります。それと比べると、トルコ行進曲は、右手に連続した16分音符が長く続く難所があります。

また、難所が終わってもすぐにオクターブで押さえなければならず、その後も、更にクライマックスへと向かい盛り上げなければなりません。1曲通して、右手は休める箇所がなく、最初から最後まで通して弾けるだけで、相当な疲れを感じることでしょう。

しかしながら、知っている曲であること、右手と左手は比較的合わせやすいことにより、譜読みは進みやすいと思います。達成感も感じやすい曲だと思うので、まずは出来るところから弾いてみては、いかがでしょうか?

難しい部分も、練習しただけ上達できる曲なので、きっと全部弾きたくなると思いますよ。

それでは実際にどのように弾いていったらいいか、一緒に見ていきましょう!

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冒頭の部分~みんな知っているメロディー~


右手は、いきなり16分音符ですね。指が転げてしまわないように、指番号を忠実に弾くことが大切です。鍵盤を下まで頑張って弾かずに、半分くらいのイメージで弾くことがコツです。

2小節目の1拍目ドの音は、8分音符になっています。重たくなってしまう人が多いようですので、しっかり休符を感じて軽やかに指を離すと良いでしょう。知っているメロディーで、弾けると嬉しくなると思いますので、どんどん進めていきましょう。

左手は、マーチの特徴的な伴奏ですね。この曲を通してずっと出てきますから、ここでしっかりと弾けるようになっておきましょう。スラーがついている箇所とスタッカートがついている箇所をしっかり確認して、練習をはじめてください。

[8小節目から16小節目]は、強弱を考えてみましょう。

【2パターンありますが、あなたはどちらが好きですか?】

2小説ずつ強弱を変える

8小節目後半~10小節目前半までをメゾピアノで弾く。10小節目後半~12小節目前半までをピアノで弾く。
同じフレーズなので、1回目を軽やかに弾いて、2回目はもっと静かに。

4小説ずつ強弱を変える

8小節目後半~12小節目前半までをメゾピアノで弾く。12小節目後半~16小節目前半までをピアノで弾く。

楽譜上では、メゾピアノとしか書いていませんので、あなたが気に入った印象の方で弾いてみましょう。

[B]よく知っているメロディー大サビ部分


華やかに盛り上がる部分です。合奏をイメージしてにぎやかさを出しましょう。まず右手は、オクターブで弾くことに慣れましょう。白鍵の指番号は1と5で押さえ、黒鍵の指番号は1と4で押さえるのが通常ですが、押さえやすい方で良いでしょう。

左手は、太鼓を表している部分。装飾音符を和音として同時に弾くことからはじめましょう。その形で弾くことに慣れたら、ほんの少しだけバラして装飾音符を表現します。

ただし、ここでの装飾音符を入れるタイミングは注意が必要です。例えば25小節目をスローモーションで考えると、右手のドと左手の小指の音が一緒です。これが、モーツァルトの時代の弾き方なので取り入れるようにしましょう。

[C] 最も難しい部分~32小節目~


右手が16分音符の連続で、転がりやすい部分。しかも黒鍵が増えて、とても弾きにくい箇所です。

難所の練習方法

  • 16部音符を2つのかたまりで考えて、それぞれの頭の音にアクセントをつけて弾く
  • 次に、同じ2つのかたまりで、それぞれ2つ目の音にアクセントをつけて弾く練習

3つ目の音、4つ目の音、と同じようにそれぞれ時間をかけて練習します。
そうすることで、今後、同じような表現が出てきた時に、自然と出来るようになっていることでしょう。積み重ねた努力があなたの実力になるのです。

[B’] 大サビが更に華やかに


先に出てきた大サビの部分が、16部音符に変化して一層華やかになって戻ってきました。

右手演奏のコツ

まずは手を広げた状態で、親指だけで音を取れるようにします。それが馴染んだら、広げた手をひねるようにして小指を弾きます。肘を軸にして、パタパタと手のひらを動かすイメージです。

[Coda] クライマックス~高らかに歌い上げて~


96小節目からの“ド~ドド~“は、トランペットのファンファーレのように、勇ましく入りましょう。凛と立っている兵隊さんのイメージを思い浮かべて。101小節目の装飾音符の入れ方は、特殊だと思います。ミラドではなく、ミラレを同時に弾きます。次にそれを離す時にスッとドをスタッカートで弾きます。108小節目、121小節目も同様です。

[109小節目~] 左手が難しい部分~華麗に表現して~


Codaに入ってから、強弱は、ここまでがフォルテです。ここで一度整えるように落ち着いてピアノで入りましょう。左手の16分音符は難しいですね。小指で拍を感じて、親指と中指は添えるだけのバランスで重たくならないように弾きましょう。

[最後の部分]


この曲の最後になりますが、オクターブで押さえながらも音が飛ぶので、ミスタッチしやすい箇所かと思います。次の音に行く準備をして定めておきながら、押さえるようにしましょう。最後の音は、しっかり中身のある音を出して、華やかに終わりましょう。

ワンランクアップの演奏

ここまで、弾き方や表現のポイントを見てきましたが、どのように弾くか理解できましたか?あまり見たことのない装飾音符も出てきましたね。
最後に、ここまで説明した内容の他に、もう少し気をつけると、よりプロっぽくなれるよ、ということをお伝えしたいと思います。

[プロっぽく仕上げるヒント]

強弱のポイント①


ここでは、強弱記号がたくさん出てきます。まずは、19小節目のクレッシェンド。20小節目の頭の音、“ド”に向けてしっかり大きくして、次はピアノで急に小さくします。この時代の音楽には、このような急に小さくなるような表現がよく使われています。

強弱のポイント②


強弱記号の指示はありませんが、116小節目のフォルテに向けて、115小節目で左手を十分にクレッシェンドさせましょう。そうすることで、よりフィナーレ感が出て、華やかさが増すこととなります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ウィーンに移住したモーツァルトが成功をつかもうと作曲したパワーあふれる曲でしたね。トルコ行進曲は、難しい箇所もありますが、練習しただけ上達できる曲ですから、コツコツと続けて弾けるようになってくださいね!

わからなくなったら、こちらを見返して、練習にお役に立てください。

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