「楽器を始めてみたいけど大人の初心者でも上達できる?」
「老後の趣味として楽器を習いたいけど、楽譜が読めなくても大丈夫?」
このサイトではそんな疑問をお持ちの方に向けて、大人の初心者が楽器を始めるメリット、楽器初心者におすすめの比較的始めやすい楽器などをご紹介したいと思います。
大人から楽器を始めることは可能?
「仕事や子育てが落ち着いて時間ができたから昔から憧れていた楽器を習ってみたい」
「老後まで長く続けられる趣味として楽器を始めたい」
そのように思われる方は多いかと思います。
でも、
「音楽の知識もないのに今さら楽器なんて・・・」
「もう年だし、楽譜も読めない自分には無理かも・・・」
と躊躇してしまう方もいらっしゃるようです。
しかし、楽器を始めるのに年齢は関係はありません!
多忙な毎日から開放されて自分の時間ができて、「楽器を始めたい」と思ったときこそが絶好の始めどきなのです。
大人の初心者が楽器を始めるメリット
60代~70代のシニア世代の方の中には、指を使う楽器は認知症予防・ボケ防止に効果的だと聞いたことがきっかけで興味を持たれる方も多いようです。
実際、脳科学者の間でもピアノなどの楽器演奏は脳をフル活用することから認知症予防になるということで注目を浴びています。
また、吹く楽器は腹式呼吸が必要となるので、心肺機能の健康維持に良さそうだと思われる方もいらっしゃるかと思います。
たしかに、楽器は健康面でのメリットもあるかもしれません。
しかし、実際に楽器を始めてみると、感性が磨かれたり自由に表現することの楽しさを存分に味わったりなど、楽器を演奏することの奥深い魅力に気づくという方も多いかと思います。
初心者が始めやすい独学も可能な楽器3選
「趣味として楽器を始めてみたいけど、どの楽器がいいのか迷ってしまう」
「なるべく手軽にマスターできる楽器から始めたい」
「初心者から始めても、それなりに演奏できるようになる楽器を知りたい」
そのような方もいらっしゃるかと思いますので、初心者でも比較的手軽に始めやすい人気の楽器を3つご紹介します。
音色に癒やされるという声が多いウクレレ
手軽に始められる楽器として人気があるのがウクレレです。
「温かみのある優しい音色に癒やされる」「ゆったりした南国ムードに惹かれる」という方も多いかと思います。
また、比較的安い値段で手に入ることや、音が大きくなくて自宅でも練習しやすいことも人気の秘密ではないでしょうか。
軽いので手軽に持ち運びができて、部屋に無造作に置いていても絵になるのもウクレレの魅力です。
楽器初心者でもマスターしやすく、体力に自信がない方でも無理なく弾けるので、老後の趣味として長く楽しみたい方にもおすすめです。
安いし手軽に始められることで人気のオカリナ
ウクレレと並んで女性に人気なのが、オカリナです。
オカリナは、柔らかくて温かみなる音色が魅力の気鳴楽器。
運指(指使い)や息使いがリコーダーと似ているので、楽器の中では比較的難易度が低いようです。
ただし、陶器でできているものが多いため繊細で割れやすかったり、音域が狭いというデメリットもあります。
50代60代男性に圧倒的人気のサックス
ウクレレとオカリナは、どちらかというと女性の間で人気がある楽器ですが、男性に人気があるのがサックスです。
吹いている姿がとてもカッコいいので、若い頃から憧れていたという方も多いのではないでしょうか。
サックスは人間の歌声に一番近い楽器と言われていて、深みのある甘い音色からダイナミックな迫力のある音色まで、豊かな表現力を持ちます。
トランペットやトロンボーンなどの他の管楽器と比べると、初心者でも吹きやすいことでも人気があります。
弾き語りができる人気の楽器は?
好きなアーティストが弾き語りをしている姿に憧れて楽器を始めたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
楽器を演奏しながら自分の歌を披露できるって、とてもステキなことですよね。
弾き語りができる人気の楽器と言えばやはりピアノとギターかと思います。
バンドブーム世代に経験者が多いギター
弾き語りができる楽器の代表格と言えばギター。
バンドブーム世代の方には経験者も多いかと思います。
ギターを弾きながら弾き語りをする姿はそれだけで絵になりますよね。
弾き語りだけではなく、バンドを組んで楽しめるのも魅力です。
子供の頃習っていた方も多いピアノ
子供の頃に習っていたという方も多いピアノも弾き語りができる楽器として有名です。
アンジェラ・アキさん、矢野 顕子さんなど、弾き語りをするアーティストの方も多いですよね。
弾き語りというとポピュラーミュージックが思い浮かぶかと思いますが、ピアノはクラッシックの名曲もたくさんありますし、ジャズピアノというジャンルもあります。
難易度は高いけど密かに憧れている人が多い楽器は?
一般的には、大人から始めるのは無理と言われているけど、実は多くの大人が密かにチャレンジしてみたいなと思っている楽器もあります。
オーケストラでも花形のヴァイオリン
弦楽器の花形・ヴァイオリンに密かに憧れている方は多いようです。
オーケストラでも主役的な存在ですよね。
ですが、ヴァイオリンは絶対音感が必要で、子供の頃から習っていないと無理だと言われていて、大人が初心者からチャレンジするには敷居が高すぎると諦めてしまう方もいらっしゃるようです。
柔らかくて可憐な音色のフルート
小鳥の鳴き声のような可憐で繊細な音色が魅力のフルートも、憧れを抱く方が多い楽器です。
演奏する姿も優雅で美しいですよね。
しかし、フルートはクラリネットなどのリード楽器と比べて、音が出しにくく、難易度は高めだと言われています。
息もたくさん必要で、息切れがしやすいのも難点です。
素朴で哀愁漂う音色が魅力なオーボエ
哀愁漂う神秘的な音色が魅力のオーボエも密かに憧れている方が多い楽器ではないでしょうか。
チャイコフスキー作曲の「白鳥の湖」第2幕の“情景”の旋律に魅了されてしまったという方もいらっしゃると思います。
オーボエは一見、クラリネットと似ているのですが、実は”世界一難しい木管楽器”としてギネスブックに登録されている楽器なんです。
2枚のリードを重ね合わせたダブルリードが曲者で、チューニングが非常に難しいと言われています。
難しい楽器は大人がチャレンジしない方がいい?
自分が憧れていて、いつかチャレンジしたいと思っていた楽器が一般的に難しいと言われている楽器だった場合、諦めるしかないのでしょうか。
「もっと簡単にマスターできる楽器があるなら、そっちにしよう」と思えるなら、それでもいいかもしれませんが、強い憧れを持っている楽器があるなら、チャレンジしてみることをおすすめします。
プロの演奏家を目指すのは無理でも、趣味として楽しめるレベルに到達するのは夢ではないかもしれません。
最近は楽器初心者を対象とした大人向けの音楽教室も増えていますし、多くの教室では体験レッスンを実施しています。
憧れのままで終わらせるのではなく、自分の可能性を信じて、まずは一歩踏み出してみてはいかがでしょうか?




