「ベートーヴェンの『エリーゼのために』ってどんな曲?」
「ベートーヴェンの『エリーゼのために』っていつの時代に作曲された曲なの?」
などという疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、ベートーヴェンの『エリーゼのために』の演奏動画とともに、ベートーヴェンの『エリーゼのために』の特徴や作曲された時代背景などを解説します。
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ベートーヴェン『エリーゼのために』の演奏動画(演奏者:Lang Lang)
ベートーヴェンの『エリーゼのために』ってこんな曲
世界中で最も有名な曲といってもいいのではないでしょうか。ベートーヴェンが40歳の頃に作曲した、『エリーゼのために』。1810年4月27日に作曲されました。
エリーゼとは、長年、伯爵令嬢のテレーゼという女性だと考えられていましたが、現在はソプラノ歌手のエリザベートの可能性が高いといわれています。
エリザベートとの別れにちなんで作られた、切ない曲ということになります。
曲の途中で、明るい雰囲気の場面も出てきますが、決して楽しい雰囲気ではなく、切なさが全体を包んでいるような曲だということを理解しておきましょう。
ベートーヴェンといえば、壮大で力強い音楽をイメージすることが多いと思いますが、『エリーゼのために』のように愛らしく優しい曲もまた、ベートーヴェンらしさのひとつであります。
ベートーヴェンの生涯
ベートーヴェンは、1770年にドイツで生まれ、1827年に亡くなりました。彼はモーツァルトらの古典派音楽を更に発展させて、後に続くロマン派音楽への道筋を築いた大作曲家です。
また、貴族のお抱え音楽家ではなく、自立した音楽家としても活動し、新しい時代を切り開いた側面もありました。
ベートーヴェンの作品は、交響曲、ピアノソナタ、弦楽四重奏曲、ピアノ協奏曲など多岐にわたります。
彼の代表的な作品としては、「交響曲第5番『運命』」や「交響曲第9番『歓喜の歌』合唱付き」があり、「月光」や「熱情」などのピアノソナタも有名です。
また、ベートーヴェンは、聴力を失っていく中でも作曲を続け、その困難な状況下で革新的な作品を生み出しました。彼の深い精神性と独創性の高さは、他の誰も到達し得ない境地で、その命が途切れるまで、創作の意欲は続きました。
彼の豊かな表現力と情熱的な音楽は、生い立ちやその病の影響もあり、悲愴感漂う重々しい雰囲気の曲が数多くあります。その雰囲気は、ベートーヴェンらしい音楽のポイントでもあります。
ベートーヴェンと同じ時代に生きた作曲家の関係性
古典派を代表するハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンという3人の作曲家ですが、ハイドンは、ベートーヴェンの師匠でした。また、ベートーヴェンはモーツァルトを尊敬して憧れていました。
そして、ベートーヴェンの教え子には、ツェルニーがいます。そのツェルニーには、たくさんの弟子がいましたが、その中でも卓越していたのが、リストでした。ツェルニーは、リストが11歳の時に、ベートーヴェンのところへ連れていき、その演奏を聴かせました。ベートーヴェンは、『素晴らしい』とリストを認めたとあります。また、リストとショパンが良きライバルだったことは有名なお話ですね。
このように、有名な偉大作曲家たちが同じ時代に生きていたというだけでも奇跡のように感じますが、それぞれが関わりを持っていたということに驚きませんか?
有名な作曲家ですが、先輩達の音楽に憧れ、それを学んで音楽を作ってきたのでしょう。それをたどっていくと、現在の音楽につながっているのだろうと感慨深く思うのです。
