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乙女の祈りの難易度は?ピアノで弾けるようになりたい人へのアドバイス

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「乙女の祈りをピアノで弾いてみたいけれど、難易度はどれくらい?」

「乙女の祈りを弾けるようになりたいけれど、どんなところに注意して練習すればいい?」

という疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は、乙女の祈りをピアノで弾けるようになりたい人に向けて、乙女の祈りの難易度や練習のコツなどを詳しく解説します。

この記事を書いた人

野村 紀水野村 紀水(のむらきみ)

ピアノ弾き語り演奏家 音楽講師

詳細プロフィール

乙女の祈りの演奏動画(演奏者:牛田智大)

乙女の祈りの難易度は?

「乙女の祈り」は、19世紀中頃、ポーランド人のテクラ・バダジェフスカが22歳のときに作曲した曲です。

全音ピアノピースでは、C(中級)になっています。

左手は、3パターンを覚えると、曲のほとんどができてしまいます。

右手は、テーマ部分とフィナーレ部分に、オクターブでメロディーをおさえる箇所が出てくるため、手が小さい人には苦労する曲ですが、音数は多くないのでチャレンジできると思います。
その他の部分では、連符やトリルが出てきて、指を素早く動かすアプローチがありますが、音使いがシンプルなため、練習で十分にできるようになると思います。

表現的にも、特に深刻なものはなく、キラキラと輝いた感じや華やかな感じを出していくと雰囲気が出せます。比較的苦労せずに練習が進むと思いますので、ぜひ挑戦してみましょう。

それでは実際にどのように弾いていったらいいか、一緒に見ていきましょう!

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前奏は、華やかな幕開けを表現して

装飾音符は、次の音にいく前にサラっと華麗につけましょう。

4小説目右手の一番高い音は、少しためて弾くと幕開けの雰囲気が出ると思います。ゴージャスというよりは、華麗な雰囲気で「はじまりますよ~」の感じを出していきましょう。

テーマ部分はオクターブでしっかりつかまえて

右手は、オクターブでメロディーを弾く部分です。

黒鍵は、親指と薬指で、白鍵は、親指と小指でおさえるのが基本ですが、どうしても届かないこともあると思いますので、その場合は工夫してどうにか弾けるといいですね。

左手は、この部分の伴奏の繰り返しになっています。
3パターンの伴奏をここで覚えてしまって、見なくても弾けるくらいになっておくと、この後の右手の難しい部分が出てきても、自然な伴奏ができると思います。

ベースの音をオクターブで弾いた後、2,3,4拍目の伴奏は、ベースの音の中に収めるよう静かに弾くことがプロっぽい演奏に近づくポイントです。
11小節目の2拍目だけ、違う音使いになっていますので、注意しましょう。

バリエーション1の部分は、思い切って勢いをつけてみて


13小節目から、16分音符や32分音符の登場です。

もし、今まであまり早いアプローチを経験したことがなければ、「自分にできるのかな」と不安に思うかもしれません。
でも、心配しなくて大丈夫!
メロディーの音を読んでみて下さい。「シソシミソシミソシミソ~♪」 実は、ソとシとミだけなんです。
親指を素早くくぐらせる練習をして、音を追いかけられるようになったら思い切って早く弾いてみましょう。意外と雰囲気を出せちゃうかもしれません。

これができるようになったら、嬉しくてこの先の練習もどんどん進んでいきそうですね。
この部分の練習の仕方は、また後から改めてやりましょう。

バリエーション3、メロディーを大人っぽく響かせて


左手が交差してジャンプするので、力が入ってしまいそうですが、ここでもやはり伴奏の音はうるさくならないように注意しましょう。

しかし、今までより高い音になりますから、ほんの少しだけ意識して音を出すとバランスが良くなります。

ピアノは高音になるほど、音は小さくなりますから、強弱をよく耳で聞いて、いいバランスをみつけましょう。

右手は、低い位置でのメロディーを大人っぽく弾くことを意識します。

大人っぽく弾くためのポイントは、2分音符を前の音より力を抜いて弾くことです。

最後の音が大きくなってしまうと、子どもっぽくなってしまいますので、少し力を抜いて、メロディーをまとめましょう。

バリエーション4、活き活きと表現して


ここからは、トリルの箇所が更に増えます。

メロディーは、バリエーション1,2とほとんど同じですので、トリルを活き活きと演奏することで雰囲気を変えていきましょう。そうすることで、全体的に立体感のある仕上がりになってきます。

「トリルや32分音符をこんなに華麗に弾けるようになって嬉しい」というような気持ちで、まるで鳥がうたっているように活き活きと演奏できるといいですね。

フィナーレは感動的に


テーマ部分とは少し違うメロディーですが、オクターブの表現になります。同じ音を何度も使うことで、心に訴えかけるようなシーン。

休符からはじまる3連符ですが、休符の後の2つの音を大事にややためるように弾きます。

それから、次の同じ音の連続は、重くなりすぎないようにしましょう。最後は、ritで終わりの雰囲気を出しつつ、しかしながら、潔く明るい感じで終わる方がこの曲らしい、と思います。

まとめ

ここまで、弾き方や表現のポイントを見てきましたが、どうでしょうか。なんとなくどのように弾くかイメージがついたでしょうか。

乙女の祈りは、とても有名な曲ですが、紐解いてみると、とてもシンプルな音使いの曲です。もし弾けるようになったら、ハノンのようにして、指運動の代わりに使ってみるのはいかがでしょうか?

3パターンの左手の伴奏と共に、コードの勉強としても分かりやすい音使いです。

サラッと演奏の前に弾く曲としても1曲覚えて損はないかと思います。ぜひこの機会にチャレンジしてみましょう!

オマケ

それでは、短期間でグッと上達できることを目指して、最後に練習のポイントを紹介したいと思います。

練習は裏切りません。乙女の祈りを練習したことが、これからもっと難しい曲のチャレンジへと繋がることを願っています。楽譜に出てきた拍子記号も載せておきますので、どうぞお役立て下さい。

練習のポイント

◆右手のオクターブで「ミ♭・ファ・ソ・ラ♭・シ♭・ド・レ・ミ♭」と上がったり、反対に下がったりする練習をしましょう。

  • スタッカート
  • タッカのリズム
  • 少しずつ速くして弾く

このような練習を取り入れると、なめらかに弾けるようになります。

◆次に同じくオクターブで「シ♭・ミ♭・ソ・シ♭・ミ♭・ソ・シ♭・ミ♭・ソ」と上がったり下がったりする練習をしましょう。

◆バリエーション1の右手の練習

  • 16分音符を弾いて親指をくぐらせたら、和音でとらえる練習
  • 和音をアルペジオで弾けるようにする練習

具体的には…休符後の16分音符を「シ♭・ソ・シ♭・ミ♭」と弾きます。

このミ♭を弾く前には、親指をくぐらせる心の準備をしておいて、ミ♭を弾くときには親指はもうくぐっているような状態です。そして、ポンと和音で次の音の「ソ・シ♭・ミ♭」に着地します。

これが自然と出来るようになるまで、何度も練習し、出来たなら、そこではじめて、和音ではなく、独立したアルペジオで「ソ・シ♭・ミ♭」を弾くのです。
これを、繋げて出来るようになるまで練習しましょう。この地道な練習を経験しておくと、どんな時も、崩れることなく安定した演奏が出来るようになります。

曲に出てくる拍子記号
Andante  あるくような速さで
Marcato はっきりと
Piu allegro 今までよりさらに速く

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