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「リストの愛の夢を弾いてみたいけれど、難易度はどれくらい?」
「リストの愛の夢を弾けるようになりたいけれど、どんなところに注意して練習すればいい?」
などという疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、リストの愛の夢を弾けるようになりたい人に向けてリストの愛の夢の難易度や練習のコツなどを詳しく解説します。
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この記事の目次
リストの愛の夢の演奏動画(演奏者:辻井伸行)
愛の夢 第3番の難易度
『愛の夢』は、フランツ・リストが作曲した3つの曲からなるピアノ曲です。「3つの夜想曲」という副題を持ち、第3番は最も有名になりました。
両手によるアルペジオのハーモニーで伴奏しながら、メロディーも右手や左手で紡ぐように奏でたり、ベース音で13度の開きがどんどん出てきたりと、あちらこちらに難しい要素が散りばめられている曲です。さらに、流れ星が流れるかのようなキラキラとした山場が、2箇所に登場します。
全音ピアノピースの難易度では、E(上級)となっています。他にも難易度がEの曲には、同じくリストのラ・カンパネラやショパンの幻想即興曲があります。リストの曲は何せ指が届かないことが多いので、大変苦労することでしょう。
愛の夢やラ・カンパネラは、最も難しいF(上級上)でも驚かない程、難しい曲だと思います。
それでも2022年に、ピアノ未経験の漁師がラ・カンパネラを弾けるようになったことが話題になったように、熱意と地道な努力があればできないことはないのだと思います。
因みに、この漁師の徳永義昭さんは、フジコ・ヘミングのピアノ演奏に感銘を受けて、練習を始め、1年後に弾けるようになったとのことです。大変励みになるお話ですね。
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みんな知っているメロディー部分
冒頭~12小節目
速度記号 Poco allegro con affetto 少し早めで愛情こめての意味ですが、この曲は、4分の6拍子を大きく2拍子に感じて表現していきたい曲なので、あまり速くなく雰囲気を出して弾けるようにしましょう。
メロディーとベースと伴奏に分かれており、メロディーを左手で弾いたり、右手で弾いたりと移り変わっていきます。それを自然と紡いで表現しなければなりません。練習方法としては、まずは①メロディーとベースだけで弾けるようにする。次は、②ベースと伴奏だけで、そして、③メロディーと伴奏、というように、役割で分けて練習してから、全部を合わせるといいでしょう。
?ポイント

冒頭部分では、1小節目から6小節目を2回弾くようなイメージですが、この2回目の部分で、1回目との違いをたっぷり感じて演奏することが大切です。特に、10小節目の1音目のメロディーを愛情いっぱいに弾いてやることがポイントだと思います。
13小節目~24小節目
色々な和音の響きが増して、豊かになってくる場面です。冒頭と同じように、役割を確認しながら練習を進めていきましょう。メロディー自体は長い音が多いので、どんなメロディーを弾いているのかを見失わないように、心の中でしっかり歌って表現していきます。
15小節目には、poco cresc.(少しずつ大きく)ed agitato(激しさを増して)と表記があります。25小節目の山場に向かって、雰囲気を出していきましょう。
特に難しいポイント
25小節目【前半の山場】

前半の特に難しいところです。ゆっくり弾く練習からはじめて、次の和音を押さえる準備をしながら弾き進めることが大切です。考えないでも弾けるようになるくらい練習しなければなりません。
左手の流れもまた、とても弾きにくい音なので、この部分は暗譜して、楽譜を見なくても弾けるまで練習しましょう。そして、左手で弾けるテンポに合わせて、両手で弾きはじめることも大切です。
自分が焦らず弾けるテンポで、メトロノームを使って、毎日少しずつ早くして体に覚え込ませていきましょう。その地道な努力を経験すると、音が身につくだけでなく、精神的にも自信となって、本番に強くなることにも繋がります。
この山場の終わりは、潔く切って、その後のフェルマーターの間を感じることが重要です。
みんな知っているメロディーその2
26小節目~36小節目

これまでは真ん中の音の高さでメロディーをとっていましたが、ここからは高い音でメロディーをとります。そのため、ここで役割のバランスが変わりテクニック的にも変化があります。
どんな変化かというと、伴奏が和音になることです。とても美しいラインですが、それを表現するには、両手の音の粒を揃えて、かつ伴奏らしい軽いタッチで弾けるようにしなければなりません。
それができるようになってから、右手のメロディーと左手のベースを付け加えていくような練習が必要です。
このベースと伴奏の音は離れているので、はずさないようにジャンプを繰り返すことになります。これもまた難しいポイントだと思います。
37小節目~40小節目

左手の音の流れが大変難しいので、左だけでよく練習して身につけるようにしてから、両手で弾くようにしましょう。
右手は、和音の音の数が多くなりますが、メロディーになる高音だけをしっかり響かせて、あとは、メロディーを消してしまわないように軽く添えるようなバランスにすることを注意しましょう。
再びみんな知っているメロディーその3
41小節目~58小節目

いつの間にかまたサビ部分といいますか、冒頭と同じメロディーになっています。3度目の登場ですが、回を増すごとに激しくなっています。今度は、両手ともオクターブで低音と高音をバーンと押さえて、すぐに真ん中辺をポロポロと伴奏しなければなりません。
両端で「バーン!!」→綺麗に「ポロポロ」→「バーン!!」→「ポロポロ」と大忙しです。なかなかできることではありません。「バーン!!」も「ポロポロ」もどちらも、体に覚え込ませるまで練習して、迷わず押さえることができるようになったら、合わせて弾きはじめましょう。
左手のアルペジオは、移動の範囲が広いので、指番号が大事ですが、少し黒鍵に近いところを弾くこともスムーズに移動させるために大切です。
最難関ポイント
59小節目~60小節目【2度目の山場】

最も難しい部分です。鍵盤を見ずに弾けるくらい、体に覚え込ませて、指の感覚だけで弾けるようになりましょう。
指番号も大事ですが、2音ずつ和音として捉えて、流れを理解して弾くことが重要です。ゆっくりのテンポからはじめて、徐々にスピードを上げて弾けるようにしていきましょう。
60小節目は、素早く親指をくぐらせることがポイントです。手首がグラグラしないように安定させて、親指を素早くくぐらせて、スピードについていくようにしましょう。
自分の口で言えるものは、指でも表現できるものです。普段から鼻歌でもいいのでメロディーを口にして、頭の中にイメージをしっかり持つようにすると、役立つと思います。
この小節の最後はたっぷりと余韻を感じて、丁寧に次に繋げましょう。
みんな知っているメロディーその4
61小節目~

最後にまた冒頭のメロディーにもどりますが、左手をクロスした表現した音が加わります。
これは、鐘の音を表現してしるのでしょうか。67小節目以降の左手ベース音は、10度の開きがあります。リストはこれが届いたと言われていますが、届かなければ、バラして弾いて大丈夫です。
最後は、綺麗な和音が流れ、そっと静かな時間が過ぎていきますが、83小節目~84小節目にアベ・マリアのフレーズが隠されていると言われています。そして、この曲は、そっと幕を閉じるのです。
おわりに
自ら超絶技巧と言うほどの演奏のテクニック、端正な顔立ちと振る舞いによって、多くの人々を熱狂させたリスト。特に女性は失神する人が出るほどだったといいます。
そして、曲にタイトルを付けたことやリサイタルを行ったこと、コンサートツアーをしていたこと等、現代の演奏家やミュージシャンのスタイルを生み出した人なのでしょう。
また、ツェルニーが自身の師匠であるベートーヴェンと弟子のリストを会わせたということも、何か音楽史の点と点が繋がったことのように思えます。
音楽室に貼ってあった作曲家たちの写真を覚えていますか?
当時は、ただぼんやりと眺めるだけだったように思いますが、リストの偉業を知って、音楽史の繋がりや現代にも繋がっていることを実感できたのではないでしょうか。
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