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ベートーヴェンの悲愴ソナタってどんな曲?特徴を紹介

「ベートーヴェンの悲愴ソナタってどんな曲だっけ?」

「ベートーヴェンの悲愴ソナタっていつの時代に作曲された曲なの?」

などという疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は、ベートーヴェンの悲愴ソナタの演奏動画とともに、ベートーヴェンの悲愴ソナタの特徴や作曲された時代背景などを解説します。

この記事を書いた人

野村 紀水野村 紀水(のむらきみ)

ピアノ弾き語り演奏家 音楽講師

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ベートーヴェンの悲愴ソナタってこんな曲(辻井伸行(演奏者)の演奏動画)

ベートーヴェンの生涯

ベートーヴェンは、1770年にドイツで生まれ、1827年に亡くなった作曲家です。彼はクラシック音楽史上最も重要な人物の一人であり、多くの作品を残しました。
ベートーヴェンの作品は、交響曲、ピアノソナタ、弦楽四重奏曲、ピアノ協奏曲など多岐にわたります。

彼の代表的な作品としては、「交響曲第5番『運命』」や「交響曲第9番『歓喜の歌』合唱付き」があり、「月光」や「熱情」などのピアノソナタも有名です。また「エリーゼのために」は、ピアノを弾く人も弾かない人も誰もが知っている有名な曲です。これらの作品は、その革新性と情熱的な表現によって、後世の音楽に大きな影響を与えました。

また、ベートーヴェンは、聴力を失っていく中でも作曲を続け、その困難な状況下で革新的な作品を生み出しました。彼の深い精神性と独創性の高さは、他の誰も到達し得ない境地で、その命が途切れるまで、創作の意欲は続きました。

彼の豊かな表現力と情熱的な音楽は、生い立ちやその病の影響もあり、悲愴感漂う重々しい雰囲気の曲が数多くあります。その雰囲気は、ベートーヴェンらしい音楽のポイントでもあります。また、「運命」といえばこのフレーズ「ジャジャジャジャーン!」で有名ですが、ひとつのフレーズをこれでもか、という程、繰り返し使うことも、ベートーヴェンらしい音楽のひとつになります。

ベートーヴェンの作品は、クラシック音楽の傑作として世界中で愛され、尊敬されています。彼の音楽は時代を超えて魅力を持ち続け、数々の演奏会で広く親しまれています。

悲愴1楽章の作られた背景と特徴

悲愴は1797年から98年に作られたとされています。楽曲のタイトルは後につけられたり、もしくは「〇〇番」と呼ばれたりすることが多い中、この曲は、初版版の楽譜に、既に「悲愴」とタイトルがついていました。本人も大変気に入っていたとか。

ベートーヴェンは、晩年バッハの作品を学び「対立法」を活用した傑作を残した、とされていますが、前の時代の音楽家を尊敬し、深く勉強したようです。

悲愴1楽章の冒頭は、バッハのパルティータ2番の冒頭に似たような印象からはじまります。
また、ベートーヴェンは、ウイーンでハイドンのレッスンを受けていた時期もあります。悲愴を書く少し前に、ハイドンによって書かれた曲、シンフォニー103番「ドラムロール」には、そのタイトル通り、ティンパニーの連打があります。ベートーヴェンは、それを悲愴1楽章で左手の連打として表現しました。

さらに、モーツァルトを深く尊敬していたベートーヴェンは、モーツァルトの楽曲を筆写したとの記録もあり、モーツァルトのピアノソナタ457番の1楽章では、悲愴とハ短調が同じことや手を交差させるという技法も共通しています。
影響を受けた箇所だけではなく、ベートーヴェンらしい独自のものもあります。この曲は、1ページにわたる序奏からはじまるという特徴があります。ソナタ形式でこのような形をとっているものは、おそらくこの曲が初めてでしょう。

また、冒頭の1小節目は、音階や形を少しずつ変えて、繰り返し登場します。これが、まさにベートーヴェンらしさといえます。
このように、前の時代の音楽家から学んだことを取り入れつつも、自分らしさの要素を加えて作曲された、ベートーヴェンの代表的なピアノソナタになっています。

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